ラスト10試合、たった3つの光を見るのは(後編)
はいこんにちは、書き始めた時はこんなに長くなると思わなかったんですけど書き始めたらとんでもない文字数になってたんでとりあえず分けました
ラスト10試合、たった3つの光を見るのは(前編) - ある日僕は若き夢を見た
前編はこちらからお願いします
それでは続きへ
・過去から学ぶ、昇格するチームの最終盤の戦い方とは
ここ数年、プレーオフ制になってから2位に滑り込むチームにはある程度一定の共通点がある
それでは15年の磐田(2位、勝ち点82)、福岡(3位勝ち点82。プレーオフで昇格)、16年清水(2位勝ち点84)、17年長崎(2位、勝ち点80)の終盤戦を比べてみよう
お分かりだろうか
各チームそれぞれ終盤戦の取りこぼしの数が極めて少ないところが肝だ
ジュビロ磐田→29節の敗戦を最後に13戦無敗、9勝4分け。最終節90分パウリーニョにスーパーミドルを突き刺され同点にされた直後の昇格を決める小林祐希のロスタイム弾は記憶に新しいだろう
アビスパ福岡→30節の敗戦を最後に12戦無敗、
11勝1分けでなんと最後には8連勝をやってのけた。後半戦に関してはわずか2敗
清水エスパルス→33節に1敗も28節から数えれば15試合で13勝1分け1敗。1敗してからの残り9試合では9連勝を果たし大逆転で得失点差の末松本を追い抜き自動昇格に滑り込んだ
V・ファーレン長崎→29節の負けを最後に13戦無敗、10勝3分け。終盤に来てブレーキのかかってしまった名古屋、福岡を追い抜き初のJ1を掴み取った
要するに本当に1つでも落としたチームから昇格戦線から離脱していくという当たり前のようで非常に過酷な現実を通り抜けてきたチームのみがJ1への挑戦権を得ているのだ
・ずばり今季の昇格チームは
さてさてやっと自分の予想タイムに入るわけですが単刀直入に言います
今年自動昇格するのは松本とヴェルディです
フラグとかそういうの覚悟で言いますがそれにはある程度理由があります
まずはこの数字を見ていただきたい
町田→11/44・09
松本→12・5/42・5
横浜→10・73/45・27
東京V→13・1/41・2
大分→10・9/44・3
福岡→12・25/42・1
大宮→11・55/43・27
徳島→11・1/44・1
岡山→12・3/41・8
山形→10・64/45・18
※小数点第3位以下四捨五入
これは32節終了時点での順位表で各チーム残りの対戦相手の平均順位(左側)と平均勝ち点(右側)を並べたものである
平均順位は数字が大きい方がよく、平均勝ち点は少ないほうがよい
これに1番ベストな条件なのがヴェルディなのだ
残り10試合の平均順位は13・1位と上位10チームの中でいわゆる最も「スパート」をかけやすい、自動昇格するチームに必要な終盤戦の戦い方をスムーズに行いやすいチームであると言えるだろう、その上残り対戦チームの平均順位が低いということは既にピークを乗り切った上での4位なのだ。相手を甘く見ているわけでもなく今の1位、2位との対戦もあり簡単に勝てる試合などないのは間違いないがこれは事実であり明らかにヴェルディに追い風が吹いている
ヴェルディの次に平均順位が低いのは松本
平均勝ち点が低いのは福岡だ
この2チームもヴェルディ同様スパートをかけやすいチームと言えるだろう、ただ前編でも述べたよう福岡は次節の横浜FC戦を取れるかが非常に重要な鍵となっている
そしてここから分かる逆に最もスパートをかけにくいチームとして現れているのは山形の10・64、そしてそれを追うのが横浜FCの10・73位である
ヴェルディの1個上の順位にいながら今後の対戦チームの順位には約2・4位と大きな差が開いている
そして厳しい順番に並べていくとそれを追うのが大分10・9、町田11、徳島11・1位である
町田は今は首位に立っているが残り11試合の対戦相手には大宮、徳島、山形、大分、福岡、ヴェルディと上位陣が多く残っておりこのまま自動昇格圏に残るのは容易ではない
例年ラスト10数試合でスパートをかけるチームが自動昇格を掴むJ2リーグ、最後にスパートをかけ自動昇格を掴むのはどのチームだろうか
・ヴェルディが今年上がらなければならない理由
もうここからは理屈とかじゃなくて単に感情論の贔屓の話なので結構な人はもう回れ右でどうぞ
まずヴェルディは今確実に最後に降格してから10年目で1番のチャンス、1番の戦力、1番のフロントであると自信をもって断言できます
シーズン序盤戦はWアンザイ移籍の反動は大きく得点力不足に悩んだが徐々に新戦力がフィットし始め夏には泉澤&レアンドロというJ2にはもったいないほどの補強を敢行しついに万全の体制を整えた
そして残り10試合となった今4位につけ、先程あげたように自動昇格を狙える最高の機会に最大のチャンスを迎えている
しかし万が一、考えたくもないが昇格争いに敗れ来年もJ2に残ることになったらどうなるだろうか
考えられることは多数ある
指揮官ロティーナ、ヘッドコーチイバンパランコの契約切れによる他クラブへの流出
度重なる例年の若手の流出
レンタルで加入した泉澤、香川、奈良輪のレンタルバック
何年も連続でヴェルディを選んでくれているキャプテン井林がいつ愛想をつかすかも分からない
FWドウグラス・ヴィエイラは不定期にブラジル1部への移籍話の噂が立ち
昨年G大阪からの期限付きで加入していた内田達也はレンタルバックという選択肢もあったがヴェルディを信じて完全移籍で加入してくれた、その思いを裏切ることにもなる
的確なチーム編成をして的確な補強をしてくれていたGMもこれで上がれなければもうどうしようもない
だからこそ絶対に今年、絶対に何がなんでも今年上がらなければならないのだ
夏に渡辺皓太はU21へ、畠中はマリノスへ移籍した時もチームは乗り切った
皓太がいなくても李栄直、佐藤優平がいる
畠中がいなくても平がいる、香川が加入した
誰かがいなくても誰かが必ずカバーしてくれる
自分に機会が巡らなくても不服でも努力し自分はできると優平は前節プレーで示してくれた
これぞチーム力の底上げだ
ロティーナ体制2年目
チームは10試合を残し今3連勝中だ。もう明確な目安などいらない、全部勝てばいい
全部勝てば絶対にその他は振り払える
今のヴェルディならそれが出来る
追い風も吹いている
自分はそれを信じてあと10試合を見届けるのみだ
・最後に
ここまで読んでくれてありがとうございました
途中で変なライターみたいな口調になっちゃったら統一した方がいいのかなみたいになってかなりばらばらになってたりするんですけどそこは許してくださいw
余談ですが僕は自動昇格にはヴェルディと松本と予想しましたがプレーオフは大分が勝ち上がると思ってます
語ると長くなるんですけどもうそれはめんどくさいので省かせてください
これでも前後半合わせて6000字も無駄に文字使った中身のない薄っぺらい僕の昇格予想にお付き合い頂いたみなさんほんとにありがとうございました
お題をくれたあべんとすもありがとう
それではまたブログを書く機会があればよろしくお願いします